仕事で作っているITシステムは、目に見えない。そんな目に見えないITシステムの設計する仕事をしている(最近は、あまりしていないが。。。)。
日本のIT業界では設計者のことをデザイナーとは言わない(最近ではWeb系のシステムではWebデザイナーと呼ぶが、これはWeb画面系のデザインをすることを表現する。)

目に見える物のデザインをする人のイベントである TOKYO DESIGNERS WEEK 2008 に行ってきた。
因みに、写真に写っているオバサンは全く知らない人。なかなかどいてくれないので諦めて撮ったのだ。
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この TOKYO DESIGNERS WEEK 2008 には、大きく4つに分かれている。まず、100%Design のインテリアプロダクトのトレードショースペース、100% Futures の学生をメインとした展示スペース、BLICKFANGのデザインの見本市スペース、CONTAINER GARDENの貨物用コンテナを用いたダイナミックな空間デザインプレゼンテーションの4つだ。100%Design と BKICKFANG は、海外からの出展もあって、世界のデザイナーの作品が見られて面白い。
入場すると直ぐにあるBLICKFANG。

BLICKFANGに展示されていた iPod ケースは、結構可愛いし、色も綺麗だ。iPod持ってたら買ってたかも。
CONTAINER GARDENでは、いろんな空間デザインが展示されている。
100%Design、100% Futuresは、基本的に写真撮影は禁止されていたのだが、みんなそんな事気にすることなく撮影してました。そんな訳でということではないが、自分も写真を撮ったのだが公開することは止めておく。実は、途中まで撮影禁止だったことに気が付かずにパシャパシャ撮ってましたが。
出展大学別の展示スペースは 100% Futuresに集まっている。

これは多摩美大の展示。学生がデザインした模型やデッサンが展示されている。

最後にメイン会場の100%Designの会場。写真は掲載出来ないが、なるほどと思えるものから、ん・・・ってものまで沢山展示されている。全般的に大企業のブースは少なく、世界中の小さなデザイン会社とかのブースが多い。それぞれ小さな会社が頑張っていて、いろんなことを一生懸命考えているって感じ。中にはまだ製品サンプルしかなくて、製造してくれるところを探しています!ってのも多かった。
IT系のこの手のイベントだと、世界の名だたる大企業がお金をかけて「どうだ!」って感じでお金の匂いがしすぎてちょっと萎える感じだけど、このイベントは小さな会社が一所懸命やっている感じがして凄くいい。海外から個人出展している人の中には、とりあえず持ってきたもの売れないと帰りの飛行機代もままならないって感じの人もいるそうだ。このイベントもう23年も前からやっているみたいだから、きっと来年も行われると思うので、来年もまた来たいと思う。
個人的にちょっと気に入ったものの紹介
○真空管オーディオの「SUPERCENT」
真空管アンプを利用したCD Playerだ。デザイン的にもかっこよいし、音も結構良かった。
○パワーLEDを使ったデスクライト「Airline」(BALMUDA design)
デザインもいいし、パワーLEDも結構明るいし、エコロジーだし。ちょっと欲しいがお値段が少々高いのが難点だ。
この会社の製品は、他にもいいものがある。Macと一緒に揃えたくなるな~。。。
○結構有名な傘の「SENZ Umbrellas BV」(SENZ Umbrellas)
風速100km/hの風にも耐えられるという傘。台風の多い日本だと結構役に立つ気がする。因みに値段は€49.95です。
○ちょっと可愛い犬のLEDスタンド「milki」(Wncart)
この犬の顎の下を撫でるとLEDのON/OFFができます。犬好きにはたまらないかも。。。
○「工芸品」としての自転車「SCARABIKE」
工業製品である自転車の機能美を追求した結果「工芸品」の域まで達した自転車。いつかは1台欲しい。因みに受注生産。いわゆるオーダーメイドが可能。自分の体にぴったりあった自転車に乗る事が出来る。
などなど、まだまだ面白いものが沢山あるイベント。
この DESIGNERS WEEK 2008 TOKYO は、10月30日から11月3日までの5日間、明治神宮外苑絵画館前で行われている。まだ、残り1日間あるので、興味のある人は行ってみるといいかもしれない。
最後に、デザインと言えば「誰のためのデザイン」だ。この本には、デザインの本質が書かれている。