『トヨタの上司は現場で何を伝えているのか』(若林義人著)なる本を読んでみた。今や世界一の生産台数を目前にしたトヨタ自動車の元社員が書いた本だ。
トヨタ自動車と言えば「カイゼン」と「カンバン」が有名だ。その「カイゼン」を中心としたトヨタ自動車の社内でどんな事が行われているのかを伝える一冊である。
改善は、どの会社でも必ずぶち当たる問題である。改善なくしては今の時代は乗り切れないだろうと思う程である。この改善は「創意工夫」という表現をしてもいいだろう。経営レベルから現場までいろんな創意工夫があって初めて物事が良い方向へと進んでいく。
以前、このブログでも書いたが、トヨタ自動車の凄いところは改善でもなんでも、頭の中ではこれをする為には、あれとこれとそれと・・・といろいろやらないとならない事は沢山思い付くのだが、普通の会社は人員の関係だったり、予算の関係だったり、いろんな事が理由で頭で考えるやらなければならない事のすべては出来ない状態になったりする。それは、最終的には経営者の判断が必要な事があるからだ。しかし、トヨタ自動車は、頭の中でやらないとならない事をすべて実践しているところが凄いと思ったのだ。
この点については、この本の中にも反映されている。ビジネスマン(企業人)が普通やならないと考える事が各章に書いてあいるのだが、これも普通なら解っていても出来ない事をすべて実践し本に紹介されている点も凄いところだ。
最後にこの本を読んで一番の感想は「前向き」な気分になれる点だと思う。「よ~し、頑張るぞ!」と思わせてくれる良い本である。ちょっと壁にぶち当たったり、悩んだ時に読んだら「前向き」な思考を取り戻させてくれるのではないだろうか。
トヨタの上司は現場で何を伝えているのか (PHP新書 450) | |
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若松 義人
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カミサンのオヤジさんが「考えてるといって何もやらないのは考えてないのと同じだ」って言っていたのを思い出しました。
この本、書店で手に取ったけど買わなかったんですが、「前向き」な気持ちになれる本ってのは重要です。早速購入だ!(Book Offにはなかったから新品買おうっと)
もへじさん
こんばんは。
トヨタ系の本は「前向き」な気持ちになる本が多そうです。もう一冊実は購入済みで読んでいない本がありますが、こちらも「前向き」な感じがありそうです。