10月 28
秋元康の初長編小説「象の背中」。正直な感想は映像化を考慮したTVドラマのような小説だなって気がしてならない。秋元康がテレビの世界の人という意識もあるとは思うのだが、その意識を引いてもテレビ的な小説だ。
癌を告知されたサラリーマンの藤山幸弘は、医師に癌を告知されて延命治療を拒否するのだが、その心の葛藤とか心理描写が少なく、本当にこんなに簡単に延命治療を断る事ができるのだろうか。自分なら、毎日悩んでしまうのではないだろうかと思うのだが、そんな描写はすっぽりカットされている。なんとなく、テレビドラマのCM前に癌を告知され少し悩むシーンを描いて、CM明けにすっかり延命治療を断って残りの人生を生きていくと決心しているとう映像が思い浮かんできてしまうのだ。
そんな気丈な藤山幸弘には愛人もいたりする。これもテレビドラマチックな感じを与えている気がするのだ。愛する家族がいて、愛人がいるサラリーマンが世の中のどれぐらいいるのだろうか。このあたりもテレビドラマ
そして、全体的に泣かせる構成になっている点が秋元康的な計算があるような気がする。大衆に対して、どこで泣かせて、どこで感動させて、どこで考えさせるのかという構成が読み手に見え隠れしているような気がしてならない
のだ。
この本が映画化されて今公開されているが、本で読むよりも、映像として観た方が良いかもしれない。まあ、映画を観た訳ではないのだが、著者がテレビの世界の人間である事を考えれば映像の方が素直に感動できるのかもしれないと思ったのだ。
| 象の背中 (扶桑社文庫 あ 11-1) | |
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秋元 康
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深みがなかったです。
嵌ってしまいました
「死」を見つめて生きる男の姿
こんにちは、Hisashiさん。
『象の背中』気になっていました。テレビ的なんですね・・。
それでは私は映像で楽しんでみます。
本はとても良いのに映像にするとアレッ?という作品は多いと思いますが、逆ですね。
最近は東野圭吾さんの作品が月9になっていますが、福山雅治さんが素敵すぎてイメージが・・。『秘密』は映像を先に観ていたので、本を読んでも広末涼子さんしか浮かばないし、わがままですね。
愛未さん
こんにちは。
映画の「象の背中」観たら感想教えてくださいね。
僕は映画を観るよりも先に、本を読んでイメージを付けてしまうので、本を読んだ後に映画はあまり見に行かないです。本を読んだイメージと映像となった時のイメージが違っていてがっかりする事が多いですね。
でも、今回は久々に今井美樹さんを映像で観られるチャンスなので、ちょっと行ってみようかなとも思ったりしないでもないのですが、最近忙しいのでちょっといけないかもです。