5月 04

正直、少々難解である。読破するまでに想像していた以上に時間がかかってしまったが、コンピュータ関係の仕事をしている人は読んだ方が良いと思う。

何がそんなに難しいのかというと、この本の初版が書かれた年代が1975年である事による、当時のコンピュータ、特にIBM の OS/360 の関連する言葉の理解が出来ていない点においてだ。IBM OS/360 の技術に詳しい方であれば、そんなに苦にならず読めるのではないだろうか。しかし、この OS を理解している人は、現在では現役ではない方が多いのではないだろうか。この本の良いところは、1975年に書かれていながらも、現在のソフトウェアエンジニアリングでのも役立つ点が多くある事。歴史背景と当時のコンピュータ事情を知らない、20代、30代の人たちには少し辛いかも。

あとは、少々表現が抽象化しすぎている点も記にならないでもないが、こちらはある程度なんとかなる。

内容は、著者が携わった IBM OS/360 のソフトウェアエンジニアリングプロジェクトを中心としたソフトウェアエンジニアリングの課題のまとめと解説だ。

第2章の「人月の神話」では

コスト計算をもとにして組み立てられた見積もり技術は、労力と進捗とを混同している。人月は、間違った危険な神話である。というのも、人月とは「人」と「月」が相互に交換可能だということを意味しているからだ。

と指摘している。そして

ソフトウェアプロジェクトに要員を追加することは、以下の三点において、必要となる全体の労力を増大させる。すなわち、再配分作業とそのための中断、新しい要員の訓練、それから新たに必要となる相互コミュニケーションである。

と。自分の仕事を思い返すと、確かにその通りだったりする。僕がやっている仕事は正確にはソフトウェアプロジェクトではないのですが、プロジェクトという観点では同じである。その他の章でも、1975年に書かれてはいるのだが、現在でも参考になる事は多々ある。

この本は、ソフトウェアエンジニアリングを主体として書かれているのだが、現在も読み続けられ、ソフトウェアエンジニアリングとは関係ない人たちにも読まれているということは、プロジェクトや仕事における一般化された点を包含している点にあるのではないだろうか。

P1020268

そんな訳で、本には付箋だらけです。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない
人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない Jr.,フレデリック・P. ブルックス Frederick Phillips,Jr. Brooks 滝沢 徹

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