9月21日。今日のぶらり旅は、お風呂(Bath)の語源となった Bath Spa だ。温泉マニアとしては、温泉&風呂と聞いたら行かない訳にはならない。因みに世界遺産に登録されているらしい。歴史的には古代ローマ軍が温泉や神殿を建設したらしい。ローマン・バス博物館の解説用デバイスによると、原住民は古代ローマ軍が来る前から温泉を発見していたらしい。
今日の旅の基点は、ヒースロー空港から Heathrow Express が到着する Paddington から Bath Spa まで1時間30分の列車の旅から始まる。今日乗る鉄道会社は FirstGreatWestern Railway だ。イギリスには鉄道会社が沢山あるが、各社それそれ対応が違って面白い。まず、駅に改札がある会社とない会社がある。今日乗った First Great Western には改札がある。どうも海外の鉄道は駅に改札がないイメージだが、そんな事もないのだと改めて認識した。それ以外でちょっと旅情に駆られない点としては、駅のホームが列車の乗車と同じ高さである点だ。これも勝手なイメージなのだが、外国の駅のホームの高さは地面と同じというイメージがある。その点はイギリスと日本は同じである。これが旅情を掻き立てないのだ。どうも日本で列車に乗るのと同じ感覚になってしまう。日本の鉄道は、イギリスを真似したのだな~という事がこんなところからもわかる。
今日の列車は、York や Liverpool へ行った時に乗った列車と比べるとちょっとぼろい感じだ。写真からはイマイチ解らないが、シートがかなり疲れている感じである。因みに今日の列車にもPC用等の電源コンセントは無かった。
列車に乗ったら「世界の車窓から」を実施しない訳にはいかない。3日間列車から車窓の風景を見ているが、山がないのだ。丘ばかりでどこを見ても同じなのでだんだん飽きた感は否めない。
そんな訳で Bath Spa に到着。
いきなり旅の目的地のローマン・バス博物館である。
ローマ軍時代のまま保存されているらしい。解説デバイスによれば、今のビジネスランチみたいな事を初め、社交場的な意味合いがあったそうである。ローマにも大浴場の跡があるが、ローマの大浴場には水が無くてただ遺跡があるのみだったが、ここは本当に温泉があるのである。ヨーロッパでは保存状態が一番良い遺跡だそうだ。
施設内の解説図と解説デバイスによれば、当時の施設には今と同じような構成になっているようである。サウナらしきものがあり、サウナから上がった後の冷水風呂があり、そしてオイルマッサージの部屋まである。そして湯船がある。ローマ人は、兎に角綺麗好きだったようだ。常に身体を清めておくようにしていたらしい。
「Do not Touch water」と書いてはあったが、本当に温泉かどうか確かめずにはいられない。そんな訳で、ちょっと手を水に入れてみると、確かに温泉である。ぬるま湯ぐらいの温度だった。当時と同じ温度なのかどうかは不明だが、当時とそれ程は変わらないだろう。7500年ぐらい前と現代で地殻の変動はそんなに変わらないだろうから。
ローマ軍は、この地に温泉の施設だけではなく街も作ったようだ。昔はどうだったのかは不明だが、イギリス版の温泉街。ちょっとオシャレ過ぎる感がある。温泉と言えば日本のひなびた温泉街と比較してしまうが、やっぱり西洋の方がオシャレに見えるのは東洋人の性だろうか・・・。
バルトニー橋。有名らしい。
そんな訳で、Bath Spa の旅は、早々に終了である。実際に風呂に入るところとかあるのかと思ったけど、見つけられなかったのが残念でならない。ヨーロッパにも温泉は沢山ある。次回はヨーロッパの温泉をめぐる旅というのもいいかもしれない。
今回の旅もあと半分。そろそろロンドンの観たいところを回らないと回りきれないな~と思い、ロンドンへ早々に戻ってきた。さて、ロンドン観光は、タワーブリッジからだ。
タワーブリッジを皮切りに、テムズ河の河沿いの散歩道を上流に向かって散策開始である。ロンドンブリッジを過ぎて2000年に作られたミレニアムブリッジを渡り、そしてWaterloo Bridge を渡り、テンプル騎士団のテンプル教会へと行く予定だったのだが、テンプル教会の場所を間違えていて通り過ぎてから気が付き、テンプル教会は別の日に行く事に。
そして今日の最後は、これぞロンドンのビックベンである。やっぱりロンドンと言えばこの時計が印象深い。夕焼けのビックベンもなかなかである。
今日の観光はこれでおしまいである。ここから地下鉄に乗ってホテルへ戻ってきた訳だが、部屋に戻ってみると部屋に果物とホテルの Guest Service Manager の Mr.Costa から名刺と共に果物が届いていた。これは、昨日の夜に部屋でインターネットに繋げようとした時に Payment の画面が出て繋がらなかったので、フロントに行ってこの Mr.Costa に散々ぱら文句を言って、再度Payment の画面でチェックをしても支払いはしないぞ!!!という話をして 1Week 分の料金以外は必要ないから、安心して再度Paymentの画面でチェックしろ!という会話をした為だろうか・・・。ちょっと良く分からないが、貰ったものはこっちのもの。美味しく食べさせてもらう事に。こう書けば、かなり言葉が通じているように見えるが、こちらは文句を言っているつもりだが、最初は全く英語が通じなくて No Problem と Why? の押し問答を5分ぐらいしていたという話も無きにしもあらずだ。まだまだ英語の勉強が必要な事は間違いないと再認識した次第だ。
そんな訳で、お腹が空いたので晩御飯を食べに外出。今日はパスタだ!という事でこてこてのイタリア料理の店に入ってみた。ボンゴレとスパークリングウォータと食後にカフェラテをオーダーしたのだが、パスタは湯で加減がイマイチだし、トマトソースもイマイチ。やっぱりパスタはイタリアである。イタリアでパスタを食べて外した事がない。まあ、流石にイギリスでは・・・である。イギリスへ来る前からあまり期待はしていなかったが、やっぱりこの国は食文化にあまり関心がないのだろうか。
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