3月 11

書店で思わず買ってしまうという類の本がある。

この「 わたしの旅に何をする」もその部類だ。

この本(文庫本)の裏面のリード文には、こんなことが書かれていた。

私はついこの間までサラリーマンであった。ええぃ会社なんか今すぐ辞めてやる、そうだ今すぐにだ、という強い信念を十年近く持ち続けた意思の固さが自慢であるー(本文より)
「たいした将来の見通しもなく会社を辞め、とりあえず旅行しまくりたいと考えた浅薄なサラリーマンのその後」を描いた。

この文を読んで「これは読まねば!」と思い、直感的かつ衝動的に購入した。

旅が好きな人は、なぜ一様に同じパターンなのか?と思うが、社会人になって行動と時間の自由を奪われ、自由に世界を歩り回りたいという思いが募っていくのだろう。

自分の周りには、同類がうようよいて大方このパターンだ。自分もその一人であるので、他人のことをどうこう言う資格はない。

そして実際に会社を辞めた。しかし、まだ旅には出ていない。短期的には行ったりしてはいるが、長期的な旅には出ていない。

あ〜、世界中を旅したい。

本を読む前に、もう旅をしたい(元々旅をしたいと思っているので、本を読もうが読ままいが関係はないのだが)気分になっている。

さて、「わたしの旅になにをする」では、著者がサラリーマンの時代からサラリーマンを辞めた後の旅のエッセイが書かれている。

どの旅の話も面白く、今すぐにでも旅にでたくなる内容で楽しい。更に、文章のおもしろさが加わる。この本を電車の中で読んでいると少々恥ずかしい思いをするかもしれない。本を読んでいて、クスクスと笑ってしまうからだ。

旅の話はアジアの旅を中心に書かれているのだが、その中でネパールでみた「鳥葬」の話があった。

鳥葬?一体どんな葬儀なんだろうか?と読み進めると

「鳥葬(ちょうそう)」とは、チベット仏教で行われる葬儀、または死体の処理の方法のひとつのようだ。チベット仏教には、土葬、火葬、塔葬、水葬、鳥葬の5つがあるらしい。チベット高原に住むチベット人たちには、鳥葬が一般的らしい。

さて「鳥葬」とは、どんな葬儀、死体の処理方法かというと、遺体をバラバラにしてワシなどの鳥に肉を食べさせ、骨だけになったら、更に骨を砕き、砕いた骨も鳥に食べさせるというものだ。

凄い!

まずは、この一言につきる。

世界にはいろんな葬儀があるものだとも。

現代の日本では火葬が法的に決められる。江戸時代までは土葬もあったが、鳥葬は聞いたことがない。日本で鳥葬は死体損壊罪で有罪になる。

実際の写真を見たい人は「鳥葬」でGoogleの画像検索をするといくつか写真を見ることが出来る。検索された写真は画素数が多そうなので、最近の写真だと推測される。現在でもチベット人たちは鳥葬を行っていることがわかる。

世界はやっぱり広い。いろんな人と文化と宗教がある。

他にも旅で出会ったいろんな体験の話が書かれている。旅したいと思っている人には、旅へ出たいと思わせる一冊であることは間違いない。

最初から旅をしたいと思っていない人でも、旅することで世界には多様な人と文化、考え方、宗教があることを知ることができる。そして、実際に自分の目でみたくなる一冊だろう。

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