世界は「金余り」だと言われている。経済の潤滑油である「資金」が、商品、エネルギーなどの先物系を中心に相場を引き上げ、価格が上昇していることは間違いないだろう。
その「資金」が世界の難問を解決するための「資金」に回れば、たくさんのことが解決されるかもしれないと思ったことはないだろうか。
「未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか」では、俗に言う「グローバル企業」が技術革新とこれまでの先進国を中心としてきた経済モデルを、先進国以外の40億人のマーケットに合わせた経済モデルを開発していけば、企業も発展するし、世界の問題も解決される。そして、その方法論が、この本には書かれている。
この本の中に書いてあることは、主に「グローバル企業」には是非実現してもらいたい。
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未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ] スチュアート・L・ハート 石原薫 英治出版 2008-03-18 |
さて、グローバル企業を経営する、または勤める人は世界の総人口の内で何%になるのかは不明だが、60億人の世界人口からすれば大したことはないだろう。
それ以外の人々は、何もしないでも良いのか?というと、まあ、そんな事はない。
社会を良くするために、自分たちで出来る範囲のことを実施し実現していくことが必要だろう。
日本の中にもたくさんの社会課題が存在する。そして、その課題の解決を支援するプロジェクト(活動)をしている人たちがいる。
「あなたの暮らしを世界を変えるグッドアイディアを日々紹介する」Webマガジン「グリーンズ」(greenz.jp)だ。
彼らの活動は、日々の生活の中の課題を改善していく人たちを支援している。その活動は、イベント活動やトレーニングなどなど多岐にわたる。
その彼らが作った本が「ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイディア集」だ。
この本には、そんなアイディアの紹介と課題を解決するための方法論が書かれている。
僕は「社会の課題に気がついた人は、解決する責務がある」と思っている。会社につとめていたりして、日々忙しく暮らしている人でも、困った問題があることに気付いた人は、神様があなたには問題を解決する能力があるから解決しなさい!というお告げだと勝手に思っている。
それは、どんな些細なことでも、自分を含めて誰かが困っているならば、問題を解決すべきだ。
そして、この本にはその問題を解決するためのアドバイスが書かれている。
困ったを見つけたら、この本を手にとって読んでみると良いかもしれない。Webマガジン「greenz.jp」のサイトを読んでもよいのだが。。。
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ソーシャルデザイン (アイデアインク) グリーンズ 朝日出版社 2012-01-10 |
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