5月 22

リスボンのホテルに到着し、一息ついたところで水でも買いにいこうと、深夜のリスボンの街をトボトボと歩き始めた。

すると、後ろからとある女性が「今、何時?」と。一応、英語だったので解ったのだが、その他の言語なら、これ以降のお話は無かったのだが。。。

時計も携帯ももっていなかったので「解らない」と答えると、彼女は「何処へいくのか?」と。
水を買うために、コンビニエンスを探しているというと、向こうにあるから一緒に行こうと。なにやら怪しい雰囲気が漂いだしたのだ。

一緒に歩きながら、彼女は色々と話をしだした。

アフリカのナイジェリアから来た。児童心理学の学生で、conferenceに参加するためにやってきたのだと。

今日、アフリカからパリを経由してリスボンに来たのだが、荷物がロストバゲッジでなくなったと。そして、今、アフリカのお金しかもっていないので、両替をする為にリスボンの空港から歩いてきたと。

え~!と思ったのだ。リスボンの空港から自分が宿泊するホテルまでタクシーで15分はかかった。途中の道はかなり空いていて、運転手がかなり飛ばして走っていた状態で15分。普通に走ったら20分はかかっただろう。そんな距離感だ。

その距離を彼女は、歩いてきたというのだ。アフリカの人が凄いのか、それとも学生の彼女が凄いのか、それとも、全くもって嘘なのか。。。本当のことは定かではないが。

こんな夜中に、両替所はどこのやってないだろうな~と思いながら、そのまま歩くこと5分。コンビニまでやってきたので、彼女にありがとう!と言って分かれたのだ。

コンビニで水とお菓子を買って、お店を出ると、そこに彼女の姿を見かけた。どう考えても、待ち伏せしていた雰囲気を感じるのだ。

案の定、彼女からまた、声を掛けられたことは言うまでもない。

彼女曰く、両替所は開いてないし、どのホテルでも両替が出来ないと。そりゃ、そうだろうと思ったり。来た道を歩きながら、彼女は、空港まで戻らないとならない。しかし、今、アフリカのお金しかもっていない。空港からここまでどうやって来たのか、タクシーだと幾らだったのか?などと質問が始まった。

そして、ついにキターと思った。アフリカのお金とユーロを両替しないか?と。

そんなアフリカの金を持ったところで、何の役にも立たないし、そのアフリカの金が本物かどうかも定かではないので、Noだと。

すると、彼女は、ホテルはこの近くか?と。

ん???泊めろとでも言うのか?と思ったら、明日、返すから空港までのバス代を貸せと。あ~、胡散臭い。明日、返しに来るわけがないだろう!と思うのは当たり前だ。だいたい、空港から市内まで歩いて来たのだから、歩いて空港まで行けばいいだろうと思ったりもする。

No、Noと。はっきり言うと、彼女はチェって感じでリスボンの街へと消えていったのだ。

しかし、何処までが本当で、どこからが嘘なのか、サッパリわからなかった。こんな感じでリスボンの旅が始まった。

そういえば、昔、ローマに行ったときにも、似たようなことがあった。飛行機でローマまでやってきて、今回と同じように、夜ホテルに到着し、何かを食べようとローマ市内を歩いていると、その時は欧米人のオジサンに、地図を見せられて、ここは何処だ?と。

俺も今、初めてこの街に来たので解らないと。そのオジサンもローマは初めて来たのだと。

それから、何しにローマに来たのか、仕事は何をしているのかと。

いろいろ話をしていてオジサンが何者であるのかは解った。スペイン人で、息子と娘がいると。仕事は、石油関連の会社のプラントエンジニアで、普段は中東しか出張がないのだが、今回はミラノへ出張でやってきたと。

ミラノは、商業の街で夜遊ぶところがない。そんでもって、仕事が終わったのが金曜日だから週末を夜遊ぶところがあるローマで過ごすことにしたと。

そして、お前は、飯は食ったのか?と、まだなら、一緒に食おう!と。

まあ、一人で食べるのも寂しいので、オジサンと一緒にお店に入ったのだ。パスタを一緒に食べていると、オジサンは、この近くに、いい店があると、ホテルのボーイに聞いてきたのだ!と、そのお店の名刺を見せるのだ。

次にオジサンは「一緒に行こう!」と。

ちょっと面白そうだったので、ついつい「OK」と言ってしまったのだ。

そして、その夜遊びのお店へ。

そのお店は、当然、お姉さんのいる店。一人ひとりに女の人が付いたのだ。僕に付いた女の人は、イタリア人の綺麗な人だった。

お酒を飲みながら、彼女との間で伝わっているのかどうかは定かではない英語の会話が始まったのだが、途中から、彼女は、外に行こう、ドライブしようなどといい始めたのだ。

ん・・・。この店はそういう店なんだ!と、その時初めて気がついたのだ。

さて、これ以上は非常に危険な雰囲気を感じたのだ、ある程度飲んだところで、明日早いから俺は帰ることにしたのだ。

隣のボックスシートで盛り上がっているオジサンに、その旨を伝えた。

オジサンは楽しそうに「そうか、残念だな、じゃあ、またな!」と。

あのオジサンは、きっと、女の人をお持ち帰りしたに違いないな~と思ったりしながら、夜のローマの街をホテルへと帰ったというエピソードがあったな~と思い出しながら、リスボンのホテルへと戻ったのだ。

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