10月 12

旧国鉄・現在のJRになっても、JR系の路線の複雑さは解消されていない。まあ、時刻表のB5版のサイズがあの厚さになるのだから相当なものである。

そして、料金体系の複雑さも同様である。いろいろな条件が設定されていて、複雑怪奇なのだ。そんな、JRの乗車券の罠にまんまと嵌ってしまったのである。

事件は、大阪駅で大阪駅から博多駅までの乗車券を購入したときから始まっていたようだ。実際には、広島駅で新幹線を降りて、宮島へ向かうべく、山陽本線に乗り換えて宮島口駅の改札口で事件は発覚したのだ。

宮島口駅の有人改札口で、大阪から博多までの乗車券を見せて通過しようとした時に「帰りは広島まで戻りますか?」と聞かれたのだ。確かに広島駅へ戻って新幹線で博多まで移動する予定だったので、素直に「はい」と答えると駅員から

「広島からは400円です。」

と。

なぜ?なぜ?と疑問符が頭の中をよぎったのだが、素直に400円を払って改札を抜けた。しかし、どうも今ひとつ腑に落ちない。

DSCF0685

この写真の上にあるのが「大阪市内から福岡市内」のJRの乗車券。券には「経由:東海・山陽・西明石・新幹線・広島・山陽・鹿児島線」との記載されている。宮島口の駅は、山陽本線の駅だ。ならば、途中下車しても料金は発生しないことになる。なぜ広島駅から宮島口駅の料金400円を払わされたのかが解らない。

JR(旧国鉄)の乗車料金は、基本的に区間料金のはずである。乗車券の「経由」の記載のある路線での途中下車には料金は発生しないはずなのだ。

これが、この切符で山陰本線の駅で途中下車をしたなら、別料金が発生しても理解できる。大阪から山陰本線を経由して博多へ行く場合は、駅の自動券売機で新幹線の特急券と一緒に乗車券を買わず、窓口で購入した方がいいことぐらいの知識はある。因みに、大阪駅で大阪駅から博多駅までの乗車券のみを自動券売機で買うと、どのような「経由」が記載されるのかは不明だが。。。

因みに、宮島口駅から広島駅へ向かうときにも400円の乗車券を購入。広島駅の新幹線の有人改札口で、大阪・博多間の乗車券と宮島口駅から広島駅間の乗車券と新幹線の特急券の3枚を出すと、駅員の若いお姉さんが一瞬戸惑った表情をしたが、隣にいたベテランぽいお姉さんが、大阪・博多間の乗車券と新幹線の特急券を返しながら「この切符は回収します」と宮島口駅から広島駅の切符を回収した。かなり慣れた感じであったので、このパターンで旅行する人がいるってことだろう。

そして、この疑問は旅の3日目以降も続くのだ。旅の3日目のホテルへ到着してPCで旅の3日目の晩御飯で何を食べるのか?を調べているときに、鉄道に詳しい人からチャットで呼び出され、この謎を聞いてみると解らないと。

謎は解けないまま、旅もおわり自宅でJR東日本のサイトとかを確認してみてやっと謎が解けたのだ。

この400円の謎の原因は凄く複雑で、こんなの解るわけないだろう!と言いたいぐらいだが、言われてみれば解らないでもない。

まず、JRの運賃計算の仕組みは以下の4つの「キロ」計算区分と「基準運賃」と「加算運賃」の計算方式がある。

○営業キロ:JR各社の幹線または本州3社及びJR北海道の地方交通線のみを利用する場合の運賃計算に用いるキロ数。

○換算キロ:本州3社およびJR北海道の幹線と地方交通線とを連続して利用する場合の運賃計算に用いる地方交通線部分のキロ数。

○擬似キロ:JR四国、JR九州の地方交通線を利用する場合の運賃計算に用いるキロ数。

○運賃計算キロ:幹線と地方交通線とを連続して利用する場合の運賃計算に用いるキロ数で、幹線部分の営業キロと地方交通線の換算キロを合計したもの。

○基準運賃と加算運賃:本州3社とJR北海道・四国・九州とをまたがって利用する場合の基準となる運賃が「基準運賃」で、JR北海道・四国・九州各社の乗車距離に応じて基準運賃に加算する運賃が「加算運賃」。

上記のほかに、都市圏の特例などがあり、JRの運賃は複雑怪奇である。素人には全くもって理解不能だが、この料金体系をまずは頭の片隅入れておく必要がある。

そして、今回の謎となる新幹線の運賃計算は「在来線の営業キロをベースに計算する」というのが基本ルールなのだ。

東海道・山陽新幹線は、東海道本線・山陽本線・鹿児島本線という在来線がほぼ並行して走っている。全てが並行して走っていれば、JR(旧国鉄)の営業キロは、基本的に同じになるはずだが、実際には違った場所を走っている箇所が多く存在する。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。新幹線の路線の基本設計は、なるべく直線で走れるように設計されている。そりゃ、なるべく早く着く為には、距離とスピードが問題になる。同じスピードなら距離が短い方が良い。距離を短くするには直線が最短なのだ。さらに、スピードを上げる為には、直線の方が有利なのだから。

因みに、飛行機の場合は直線が最短距離ではないので注意が必要だ。地球儀上で東京とサンフランシスコ間の直線で結ぶのは最短距離にはならない。何故なら、地球は丸いからだ。緯度が赤道へ近くなればなる程、距離は長くなる。球体なのだが当たり前だ。

さて、話を新幹線に戻す。ここで、問題になるのが、新幹線の路線の距離と並行して走る在来線の距離に差がある区間についてだ。

この実際の路線の距離が違う区間は、東海道・山陽新幹線の場合は以下の区間が指定されている。

品川~小田原、三島~静岡、名古屋~米原、新大阪~西明石、福山~三原、三原~広島、広島~徳山

この区間は、実際に乗車した路線で料金を計算するのだ。例えば、東京から小田原へ行く場合、品川から小田原の間を新幹線に乗ったのか、在来線である東海道本線に乗ったのかによって、支払う料金が違うということだ。

今回の謎の「広島~宮島口」までの区間で別料金が発生するのは、上記の「広島~徳山」区間にあたり、実際に乗車した路線で料金が発生することになり、宮島駅の有人改札口で「帰りは広島まで戻りますか?」と聞かれた理由は、このような理由があるからだ。改札口で駅員に「徳山まで山陽本線で行きます」とか「新幹線は徳山から乗ります」とか言えば、400円は発生しなかったのだ。

これが、今回の謎の解だ。はっきり言って、かなりの鉄男か、JRの旅券を扱う旅行代理店の人での相当詳しい人か、JRの中の旅券に詳しい人でないとわからない気がする。

はて、ここまで調べてはみたが、この知識を一体いつ有効利用できるかは定かではないが、一つ勉強になったことは間違いない。。。

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